中古電子書籍について予想してみた
そろそろ登場してもおかしくないな、とは前々から思っていたのですが、Amazonがついに特許を取ったみたいです。
中古電子書籍って何だよ?
「電子データの中古って何だよww」と普通は思うかもしれません。普通では電子データの中古なんてものは存在しないのですが、存在しなけれは作ればいいのです。
電子データの中古をどう作るのか?
紙本の中古だとカバーがすこし破れていたり、コーヒーのシミがついていたり、日焼けしていたりと、新品のモノよりすこし汚れています。
Kindleで見たとき、端っこに汚れを再現したドットが表示されるなどです。
わざわざ汚す必要あるの?
中古として売るからには、新品の価格より安くしなければなりません。安くするからには、新品より劣っている必要があります。
新品と同じものが中古として売られているなら、新品を買う人なんていませんからね。
価格について
中古の価格が定価の9割で買えるとすると、中古の中古だと81%、中古の中古の中古のだと72.9%で買えることになります。
なお、データは無限に売り買いできるわけではなく、「この映画を中古に出せるのは3回まで」というように売買の回数に制限があるもよう。
無限に中古を繰り返すと限りなくタダに近づいてしますので、回数に制限はあるようです。
例えば、ある電子書籍を中古で買って、読み終わったあとそれを中古の中古として売った場合、この場合だと定価の1割で読めてしまいます。さすがにここまで安く設定するとは考えられませんが、中古を買って売ることによりかなり安く読めるようになることは確実だと思われます。
まとめ
中古の電子書籍たのしみです。
著作権などについては、詳しい方が予想して書いてくれると思います。(丸投げ)
数分で閲覧できなくなるメッセージサービス、1minutweetをリリースしました
1分経つと閲覧できなくなる
画像を画像を適当なアップローダーにアップロードすると、数時間か数日後には閲覧できなくなりますよね。
それをテキストで実現させたのがこのサイトです。
デフォルトで1分、最大で3分までしか閲覧することはできません。
使用用途は?
たとえば、LINEでは投稿したメッセージを削除することができません。
そのようなメッセージサービスに「少しの間だけ友達(グループ)に知らせたい」メッセージを投稿する時に役に立つかもしれません。
アプリ版
ではLINEへ送る機能が搭載されています。
SmartNewsの通信パケットを解析してみた
iPhoneアプリ「SmartNews」が話題になっています。
http://d.hatena.ne.jp/lastline/20121225/1356420832
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/19134
私は法律の専門家でも何でもないので違法かどうかの判断はできませんが、このアプリの中でどのような処理(通信)が行われているのかを技術者の視点から事実だけを記述しておこうと思います。
- アプリ内でテキスト全文が専用サーバからダウンロードされている
パケットキャプチャソフトで通信の詳細を見ると、実に1.6MB(圧縮前)のデータをダウンロードしてきていることが分かります。すべてテキストデータです。
- 元サイト内の画像が専用サーバに保存されている
例えばこの記事、
http://gigazine.net/news/20121230-tullys-azuki/
この記事内で使われている画像はSmartNews運営側が保有しているであろうAmazonS3に保存されています。
このSmartNewsのサービス自体がどうなっているか簡単に説明すると、
・サーバーが各Webサイトを定期的に巡回
・画像とテキストを専用のサーバに保存
・SmartNewsアプリでそれらをダウンロード
ということになります。
2013年のモバイルアプリケーション市場がどうなるのか予想してみた
動きが激しいこの市場を予測するのは困難ですが、アプリ市場に関わる人間として2013年がどうなるのか予想してみたいと思います。
スマートフォン上で簡単に借金できるようになる
いきなりお金の話で申し訳ないのですが、これが現実になるのは時間の問題だと思います。既存のサラ金業者がスマートフォン市場に本気で参入してくるのか、はたまたGREEとかDeNAが突然金融企業に変身するのかは分かりません。もしGREEでお金が借りれるようになった凄いですね、GREEで借りてすぐ横にある11連ガチャを回す、まるでパチ屋の横にサラ金があるみたいです。胸熱ですね。
今でも楽天カードのアプリなんかでは、明細確認画面に「支払いをリボ払いに変更する」ボタンがデカデカと表示されていたりと、端末上で簡単にお金を借りるようなことが簡単にできます。
今後、金融関係でできることの幅が広がって行くのは必至だと思われます。
SNSゲーム企業の2極化構造が変わる
GREEの勢いが衰えて、NHN vs. DeNAの構図になると考えています。NHNは言わずもがな、メッセージングアプリのLINEを運営している企業です。NHN Japanの思惑通りLINEのプラットフォーム化は成功すると思います。根拠として、
- 最初にリリースしたLINE印のゲームがトップセールス上位に入るなど既にゲームと相性がいいことが証明されている
- リアルグラフを持っている日本の企業の中では最大級の規模
上記2つの理由から、リアルグラフからのマネタイズもバーチャルグラフと同様に可能であると考えると、LINEがプラットフォームとして成功するのは確実だと思います。
じゃあDeNAは?と言うと、彼らは分かっているようで、すでにリアルグラフを形成するためにcommというメッセージングアプリをリリースしています。2013年はfacebookを含めリアルグラフを持った企業がどう収益に結びつけていくかが見所です。
あと、サイバーエーシェントもゲームプラットフォームを作るために広告打ちまくって集客してるみたいですが、多分無駄です。バーチャルグラフのSNSが儲かる時代はそろそろ終わります。
あと、docomoのdゲーム、これは(笑)ということで。
iPhoneで使えるニュースキュレーションサービス3選
ユーザの趣味志向に合ったニュース記事だけを表示してくれるキュレーションサービスが今流行りつつあります。
レコメンドエンジンと呼ばれるものが、ユーザーの好みな記事だけを学習していき、オススメされる記事の質は使えば使うほど良くなっていきます。
今回はこのキュレーションサービスを3つ取り上げます。
Twitter,facebook,hatenaアカウントから情報を取得してユーザーの興味があるジャンルなどを学習し、ニュース記事を推薦してくれます。記事のリンクをクリックするとGunosyのサーバーに一度アクセスしたあと該当記事にリダイレクトする仕組みになっていて、ユーザーがどの記事をクリックしたのか記録しているようです。ですので、興味のある記事だけをクリックするようにしましょう。
メールアドレスを登録すると、一日一回オススメ記事がメールで届くのでとても便利です。
こちらも同じくレコメンドエンジンを搭載したキュレーションサービスです。iPhoneアプリが提供されていますが、少し使いづらいのが玉に傷です。
ニュースに付いているタグをお気に入りに入れることで、レコメンドされるニュースの質が上がっていきます。
こちらはiPhoneアプリです。レコメンドエンジンを搭載しているのかどうかは分かりませんが、話題のニュースをスマートにチェックできます。アプリのUIUXも素晴らしく、とても快適に記事を読むことができます。
登録しているサイトの記事だけを読むという行動はだんだん古くなって行くのかもしれません。
この手のサービスが今後流行っていくのかもしれませんが、マネタイズはどうするんでしょう。単に広告を載せるとかでは面白くないので、その辺りも含めて今後が楽しみです。