ビットコインのソーシャル取引サイトを作り、クラウドファンディングを開始しました。

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http://socialbitcointrade.tokyo/

サイト概要

一言で説明すると「閲覧者の投票を元に、100時間に1回取引所でビットコインの売買を行う(私のお金で)」というものです。

具体的な例を挙げます。 例えば、100時間で「買い」の投票数が70、「売り」の投票数が30だった場合、SocialBitcoinTrade(以下SBT)の全資産の70%に当たる金額がビットコインとなるように取引所でビットコインの売買を行います。逆に売り投票数が多い場合、例えば「買い」が20で「売り」が80だった場合、全資産のうち80%に当たる金額のビットコインを信用売り(空売り)します。

利用している取引所はCoinCheckという国内の取引所で、3月から信用取引ができるようになったため、元々作りたかった売りと買いの両方を行えるソーシャル取引が実現することになりました。

前回リリースしたSocialBitcoinPortfolioとの違い

実は今年2月に同じようなサービスをリリースしていました。

dsaki.hatenablog.jp

このときはユーロ建てのビットコイン取引で大手のKrakenという取引所を利用し、「ビットコイン」と「ユーロ」を保有割合(ポートフォリオ)を投票で決定するという内容のものでした。ユーロなんて全く身近なものではないので正直おもしろくありませんでした。2015年1月の時点で日本円建ての十分な流動性を誇る取引所がなかったため、仕方なくKrakenを採用したという経緯があります。

しかし、ここ数ヶ月の間に国内のビットコイン市場では大きな変化がありました。ZaifExchangeの新規参入、国内取引所の急激な流動性増加、CoinCheckによる信用取引の開始など、去年では考えられなかったほどの変化を遂げています。

これらの要因のおかげで、元々作りたかった「ビットコインのソーシャル取引」が実現したのです。

SocialBitcoinTradeに参加する際の戦略(トレーダー向け)

前の100時間と全く同じ投票割合だった場合を除き、SBTは100時間に1回必ず取引所へ成行注文を出します。注文内容はサイト中央にある「次回の取引注文(暫定)」欄に記載されています。

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今この記事を書いている時刻が"2015/05/12 17:30:00"なので、この場合約7時間3分後に注文内容が確定し同時に取引所へと注文が自動で走ることになります。仮に7時間3分後の投票状況と取引所の板が上記のままで、かつSBTの注文が来ることを知っている人間が1人だけだった場合、彼はどういう行動を取ればいいでしょうか。もちろん、いま出ている29780円と29740円の売り板の合計5.366BTC分を買い、29848円にそのまま全部売り板として出せばよいのです。その後SBTがすべて買ってくれるのですから。このとき彼は約484円の利益を上げることになります。

当然、市場では様々な人間またはプログラムの思惑が複雑に絡み合っているので、上の例のように綺麗にサヤ取りするのは難しいかと思います。

SBTからの注文は取引所の出来高を増加させる要因になりますし、何時間も取引が成立しないような相場でも燃料を投下することになるので、つまらない相場に喝を与える存在にはなれるはずです。SBTが本当に国内市場の流動性増加に貢献できるかどうかはまだわからないので、これからも試行錯誤していこうと思います。

SocialBitcoinTradeが目指す未来

私の目標は「日本の取引所を、世界に影響を及ぼすレベルにまで成長させる」ことです。現在世界最大の取引所は中国のOKCoinBTCChinaです。それぞれ1日の出来高が10〜20万BTCほどあります。一方、日本の取引所では1日500BTC行けば良い方というレベルなので桁が3個ほど違うのです。

仮に日本円で100万円ほどビットコインを購入しようとしても、おそらく買えません。買えたとしてもかなり悪いレートになってしまうでしょう。そこまで流動性がなく売り手が足りないからです。しかし100万円相当の人民元ならOKCoinではすぐに買えてしまいます。日本ではビットコインが普及する土台があまり整っていないのです。

また、複数の取引所が存在するとき、規模の小さな取引所は規模のより大きな取引所のレートに追随するという性質があるので、ビットコインの価格は中国の取引所で決まると言っても過言ではないのです。私はこの状況がとても悔しいのです。

中国ではマイニングプールのシェアも大きく、また取引も盛んなのでまさにビットコイン先進国です。アメリカでは金融業界がビットコインの技術を応用すべく本格的に動き始めています。では、日本ではどうでしょうか・・・

後発には後発なりの戦い方があると思います。ビットコインの関連サービスは世界各地で開発されているので、これまでにない"変な"ものを作って変化球勝負していきたいです。

クラウドファンディングについて

ビットコインクラウドファンディングサービスで資金を集めるプロジェクトも開始しました。

fundflyer.bitflyer.jp

SBTでは動かすお金が多くなるほど取引市場に与える影響が大きくなります。私が最初に出せるお金には限界があるので、ビットコインという形で応援していただける方を募集することにいたしました。

支援して頂いた方へのギフトは上記サイトの通りです。iOS版のアプリも開発しているので、クレジットはアプリにも記載いたします。

日本の取引所を盛り上げたいという目標に賛同していただける企業/団体の方がいらっしゃれば、「サイト内のバナー広告掲載」ギフトで支援して頂ければ大変嬉しい限りです。

皆様からのご支援、お待ちしております。

bitFlyerについて

クラウドファンディングを開始するにあたり、bitFlyerさんにはかなりお世話になりました。bitFlyerはビットコインの販売/買取を主な事業とし、最近ではブロックチェインの可視化サービスchainFlyerをリリースするなど日本のビットコイン業界のリーディングカンパニーとして活躍されています。今回のクラウドファンディングにあたってギフト設定に関する相談から法的なサポートまで支援していただき、いくら感謝してもしきれません。

これからビットコイン関連のプロダクトを立ち上げるなら、fundFlyerの利用を検討してみては如何でしょうか。

bitflyer.jp

www.wantedly.com

今後の予定

6月の頭までにiOS版をリリースします。

利用する取引所に関して、CoinCheck以外に信用取引を取り扱う取引所が出てくればそちらに乗り換えることもあるかもしれません。

SBTへの直接的な寄付も受け付けています。

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最後に、最近のビットコインに関するポジティブなニュースをいくつか貼っておきます。ようやく日本でも良いニュースがメディアで取りあげられるようになりました。

gigazine.net

jp.wsj.com

www.asahi.com

jp.reuters.com