2014年7月7日時点でのdsakiのポートフォリオ
半年前のポートフォリオはこちら http://dsaki.hatenablog.jp/entry/2014/01/05/002901
買いポジション
※現物、信用含む
売りポジション
※買いと売りの割合 ≒ 10:1
3656 - KLab
半年前、約3割のウェイトを占めていたKLabは現在約7割を占めるにまで至っています。要因としては4月あたり株価が低迷していた頃に買い増ししていたことと、ここ数ヶ月の急騰です。
この急騰の原因は、KLabの提供している音楽ゲーム「スクフェス」の海外展開による業績への寄与だと言われています。今年の冬の時点でかなりの数の海外パブリッシャーとの提携は完了していたので、安い時期に仕込んでいた私にとっては今更感があります。株価の動きというのは面白いですね。
また日本、アメリカの次に市場規模が大きいとされる韓国のAppStoreではすでに売り上げランキング10位に入るなどとても好調のようです。
国内におけるユーザ数の増加も顕著です。スクフェス内のイベントをやれば分かるのですが、アニメ放送前の3月の時点で30万人程だったアクティブユーザが、現在では約70万人にまで増えています。
また、「天空のクラフトフリート」「テイルズオブアスタリア」といったタイトルも売上は好調で、第二四半期の会社予想である45億円はこの2タイトルによって3〜5億レンジで底上げされると考えています。
7867 - タカラトミー
有名な玩具会社ですが、私には将来スマホゲームの会社になる未来が見えています。
4月に発売されたTCGのWIXOSSは、アニメの効果もあってか品切れが起こるほど好調。またアプリ化も発表されています。紙のカードゲームを売っている会社が、オンラインのカードゲームを始めたら・・・、タカラトミーの株価収益率はIT企業並みの高いものへ見直されるはずです。
また、子会社が既にリリースしている「イージスコード」というタイトルの出来がいいのもプラス要因です。
2138 - クルーズ
ここだけは空売りしています。クルーズは2014年初頭頃からネイティブゲームに参入しているのですが、私の印象は全く良くありません。
私の保有している(してきた)会社の出しているさまざまゲームと、クルーズの出すゲームには大きな違いがあります。それは「オリジナリティが無い」という点です。以下、これまでにリリースされたクルーズのゲームに対する感想です。
まぁ、頑張ってください。
3632 - グリー
圧倒的な信用売残、目も当てられない株価収益率、もう全く注目されていないソシャゲ銘柄の代表グリー。
そんなグリーですが、ちょっと前から動き始めた新プロジェクト「Wright Flyer Studios」にはとても好感を持っています。
ソシャゲ銘柄の代表、GREEとDeNAは今までリリースしてきたすべてのネイティブゲームに、自社プラットフォーム(PF)へログインさせることをほぼ強制していました。(ログインしない場合、途中までしかプレイできない等の制約あり)
(画像はDeNAの進撃の巨人ゲーム開始時の様子。簡単会員ではじめた場合、端末間のデータ移行ができない。)
DeNAとグリーは自社の保有するPFを無意味なものにしたくないためか、ネイティブゲームでもユーザを囲い込もうという愚かな行為を未だに行っていました。もちろん、PFにログインさせるとユーザを回遊させたりとメリットが有ることは確かなのですが、そもそも最近のスマートフォンユーザはMobageやGREEのアカウントなど持っていません。
DeNAは進撃の巨人やパズ億といったアプリにテレビCMプロモーションを行うなど、大規模な広告費を投入しています。しかし、売り上げランキングを見れば分かる通り、両アプリとも目立った売り上げを達成してはいません。
こういった経緯がある中、GREEというプラットフォームを捨てるような勢いでリリースされたのがWrightFlyerStudiosの「消滅都市」です。プレイすれば分かるのですが、GREEへのログインが無いのはもちろんのこと、一切のGREE臭が排除されています。敢えて挙げるとすれば「特定商取引法表示欄に記載されている住所がグリーと同じ」くらいです。普通の人にはこれがグリーのゲームだとは絶対に分かりません。純粋にゲームの面白さで勝負しようとする姿勢にはとても好感が持てました。また、ソシャゲ時代に培った運営力も発揮できるため、このWrightFlyerStudiosからヒット作が出るのは時間の問題だと考えます。
因みに、PFを捨てる勢いでリリースされヒットした作品にmixiの「モンスターストライク」というゲームがあります。起動時のタイトル画面の端っこにこっそり「mixi」と書かれているだけです。