MoneyForwardの総資産を公開するWebサービスを作った話
銀行などのアカウントを一元管理できるサービスMoneyForward、これに登録されている自分の総資産を公開するWebサービスを作りました。名前は"OpenForward"です。
背景
私はとあるWeb系会社の2013年新卒なのですが、2013同期の間で自分の銀行口座の残高をAPIとして公開する行為が最近流行っていました。例えば、私の口座残高APIはこんな感じ。
http://appwatcher.pocketengineer.net/balance.json
とてもシンプルなJSONです。口座残高は、それぞれ思い思いに銀行サイトをスクレイピングしたり、MoneyForwardをスクレイピングしたりして取得していました。
色々な人達が公開しているこのAPIたちを一括で取得してIRC(チャット)に流すbotスクリプトが社内の一部で人気を博していたので、この人気にあやかりプラットフォーム化したのが今回作成したOpenForwardとなるわけです。
資産公開方法
OpenForwardで資産を公開するためには以下のツールが必要になります。(要PC)
- Twitterアカウント
- MoneyForwardアカウント
- GoogleChrome
- OpenForwardChrome拡張
仕組みとしては、OpenForwardのChrome拡張で動いているjavascriptがMoneyForwardトップページ内の総資産情報を取得し、OpenForwardサーバに送信するという流れです。このChrome拡張は総資産情報以外一切取得していません。(オープンソースソフトウェアとして公開しています)
OpenForwardの未来
この記事を読んでいる人の8割は「資産を公開するなんで馬鹿じゃないの?」と感じているかと思います。確かに、周りにそんなことやってる人は殆どいないので、"今は"そう感じるかもしれません。
私の仕事は新しい文化を作ることです。
技術的な話
OpenForwardはScala+PlayFrameworkで作られています。やっぱり型のある言語は書きやすいですね。Chrome拡張のjavascriptを書くのは苦行でした。pull requestお待ちしております。
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