2014ブラジルW杯に向けての投資戦略についてスマホアプリ市場から考える

2014年のテーマの1つはサッカーワールドカップ

2014年から始まるNISA(少額投資非課税制度)のためにどの銘柄を購入しようかと迷ってる方も多いと思うので、2014年に向けた投資戦略についてW杯をテーマに考えてみようと思います。

W杯関連銘柄と言っても色んなセクターがありますが、ここでは私の得意とするスマートフォンアプリ界からの視点で考えます。

AppStoreではワールドカップに向けて既に多くのサッカーアプリがリリースされており、大会が開催される夏に向けてこの数は増していくと思われます。まだ半年以上時間があるのでサッカーを材料にしたであろう目立った売買の盛り上がりは市場で見られません。今のうちに有望な銘柄の目星をつけておくのが得策です。

月商10億規模のサッカーアプリが登場する(はず)

AppStore,GooglePlayの売り上げランキングで常に1位、ガンホーオンラインエンターテイメント[3765]の"パズドラ"は月商100億円以上。2位を競うLINEの"ポコパン"とコロプラ[3668]の"魔法使いと黒猫のウィズ"の月商が5億〜10億(もしくはそれ以上)と言われています。その中での月商10億なのでランキングに入るとすれば2,3位、もし実現すれば相当なインパクトですが十分に可能性はあると考えます。

アプリが大流行する条件として「みんなやってる」というものがあります。身近な人の評判はどんな広告よりも影響力を持ちます。何もないゼロのところからこの「みんなやってる」状態を作り出すためには、パズドラのような斬新なアイデアと運が不可欠です。で、今回のワールドカップ。これは「みんなしってる」ものです。「みんなしってる→みんなやってる」状態に持っていくのは「ゼロ→みんなやってる」状態に持っていくほど難しくはないです。(それでも非常に難しいですが)

スマホアプリ市場がここまで大きくなってから初めて開催されるワールドカップ、ただでさえ盛り上がるイベントなのですからスマホアプリ市場が盛り上がるのも必至なわけです。

株式市場が反応する前に、流行るサッカーアプリを見極めて有望な銘柄に投資しましょう。

既にリリースされているサッカーアプリ

では、AppStoreで既にリリースされているサッカーアプリを売り上げランキング上位から見ていきます。(順位は売上げランキング2013年12月30日時点のものです)

34位 コナミ[9766]

https://itunes.apple.com/jp/app/warudosakkakorekushons/id637997942?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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試合場面ではそれぞれ選手が勝手に動いて勝手に試合をしてくれます。まるでスポーツニュースのハイライトを見ているかのよう。あまりプレイしてないのでもしかすると動きがワンパターンになるのかもしれませんが、しかしこれは面白いサッカーゲームだと思います。 開発がコナミとコンシューマー系が作っているだけあって、クオリティもかなり高。これは大本命だと思われます。

40位 gloops(ネクソン[3659])

https://itunes.apple.com/jp/app/ou-zhoukurabuchimusakka-best*eleven+/id637503663?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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一言で言うと"よくできたポチポチゲー"。スクショを見てもわかると思うのですが、基本的に下のボタンを押してクエスト進行、カードを集めてデッキを構成、対人バトル、ガチャというガラケー時代から存在するロジックそのままにビジュアルだけが進化したよくあるゲームです。サッカーというだけでこの順位にいるとしか考えられません。このゲームがgloopsの業績に莫大な影響を与えるとは思えませんでした。

44位 CYBIRD[未上場]

https://itunes.apple.com/jp/app/sakka-barcode-footballer-wu/id524354507?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog サービス開始から1年以上経過しているゲームだけあってクオリティはとても高いです。先日、売り上げランキング7位にまで上昇した経緯もあります。

【App Store売上ランキング(12/26)】サイバードの『バーコードフットボーラー』が大躍進の7位!『にゃんこ大戦争』は20位…美少女ユニット寄与か!? | gamebiz

このゲームも選手が勝手に動いてプレーしてくれるタイプ。

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1つ、他のタイトルと一線を画しているのは、アプリ内で起動されるカメラにバーコードをかざすと独自の選手が生成される点です。しかし生成される選手がキモいおじさんなので、個人的には好きなゲームとして遊べそうにないです。。。

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またCYBIRDが未上場なため、今回のテーマとは関係ないかもしれません。

3 75位 NEWSTECH[未上場]

https://itunes.apple.com/jp/app/yu-chengsakkagemu-pokettosakkakurabu/id572515596?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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ここも未上場企業なので軽く流します。 正直おもしろくないです。スクショを見て、よくあるカードゲームの演出を思い出す方も多いかと。

84位 セガ[6460]

https://itunes.apple.com/jp/app/sakatsukushuto/id695408388?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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これまで挙げてきたものの中では一番ゲームっぽさがあります。試合が勝手に進行するのではなく、自分で操作して実力で勝ったと思える内容になっているので、流行るポテンシャルは十分にあると思われます。 しかし、上場しているセガサミーホールディングス[6460]にはゲームだけでなくパチスロ事業なども含まれているので、投資する際には総合的な判断を下す必要があります。

96位 セガ[6460]

https://itunes.apple.com/jp/app/champion-football-ou-zhousakka/id569393167?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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いわゆる"側だけネイティブ"アプリなので論外。

152位 GMO[9449]

https://itunes.apple.com/jp/app/sakka-ri-ben-dai-biao2014hirozu/id606769508?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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"側だけネイティブ"論外

162位 GMO[9449]

https://itunes.apple.com/jp/app/sumasakabygmo-sakka-ri-ben/id645884605?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

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側ネ論

その他の注目企業

KLab[3656]

404

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個人的に大本命の蟹の新作。リリースは2014年上旬となっているようです。 作るアプリはどれも出来がよく、売上げもかなりあるのに何故か赤字なKLab。来年は飛躍の年になることを期待しています。

(◔⊖◔).oO(これが言いたかっただけか・・・)