2013年のモバイルアプリケーション市場がどうなるのか予想してみた

動きが激しいこの市場を予測するのは困難ですが、アプリ市場に関わる人間として2013年がどうなるのか予想してみたいと思います。


スマートフォン上で簡単に借金できるようになる

いきなりお金の話で申し訳ないのですが、これが現実になるのは時間の問題だと思います。既存のサラ金業者がスマートフォン市場に本気で参入してくるのか、はたまたGREEとかDeNAが突然金融企業に変身するのかは分かりません。もしGREEでお金が借りれるようになった凄いですね、GREEで借りてすぐ横にある11連ガチャを回す、まるでパチ屋の横にサラ金があるみたいです。胸熱ですね。

今でも楽天カードのアプリなんかでは、明細確認画面に「支払いをリボ払いに変更する」ボタンがデカデカと表示されていたりと、端末上で簡単にお金を借りるようなことが簡単にできます。

今後、金融関係でできることの幅が広がって行くのは必至だと思われます。


SNSゲーム企業の2極化構造が変わる

GREEの勢いが衰えて、NHN vs. DeNAの構図になると考えています。NHNは言わずもがな、メッセージングアプリのLINEを運営している企業です。NHN Japanの思惑通りLINEのプラットフォーム化は成功すると思います。根拠として、
  • 最初にリリースしたLINE印のゲームがトップセールス上位に入るなど既にゲームと相性がいいことが証明されている
  • リアルグラフを持っている日本の企業の中では最大級の規模
上記2つの理由から、リアルグラフからのマネタイズもバーチャルグラフと同様に可能であると考えると、LINEがプラットフォームとして成功するのは確実だと思います。

GREEの勢いが衰えるのは、単にわざわざGREEにアクセスしてゲームをする必要がなくなるからです。AppStoreのトップセールスを見ると、プラットフォームに依存しない独立系のゲームも多いですし。

じゃあDeNAは?と言うと、彼らは分かっているようで、すでにリアルグラフを形成するためにcommというメッセージングアプリをリリースしています。2013年はfacebookを含めリアルグラフを持った企業がどう収益に結びつけていくかが見所です。

あと、サイバーエーシェントもゲームプラットフォームを作るために広告打ちまくって集客してるみたいですが、多分無駄です。バーチャルグラフのSNSが儲かる時代はそろそろ終わります。

あと、docomoのdゲーム、これは(笑)ということで。