「ソーシャルFX」という商標を取られた/取られていた話
SocialFX総裁の@tanaproです。破綻して数週間が経ちました。
商標出願された
商標出願 [3656]KLab(株) 出願日:2014/09/01 商願2014-073513 商標:ソーシャルFX 第36類 電気通信回線による外国為替取引,外国為替取引,電気通信回線による外国為替取引に関する情報の提供,外国為.. http://t.co/p2AkpUiCI1
— 商標情報 (@trademark_tweet) 2014, 9月 25
「ソーシャルFX」商標は以前にも申請されていた
[商願2013-21401] 商標:ソーシャルFX / 出願人:FXプライム株式会社 / 出願日:2013年3月12日 / 区分:36(外国為替取引、内国為替取引、金融先物取引の受託、有価証券先渡取引、有価証券店頭指数等先渡取引、有価証券店頭オプション取引若しくは有価証券店頭指…
— 商標速報bot (@trademark_bot) 2013, 4月 22
SocialFXは破綻しました
資産額が、ポンド/円10000通貨を新規取引するために必要な最低証拠金額を下回ったためです。
SocialFXの栄枯盛衰
- 2013/11/11 サービス開始(163501円)
- 順調に増加
- 2014/02/10 iPhoneアプリ公開(329033円)
- 2014/01/15 353437円の最高値を付ける
- 順調に下落
- 2014/03/11 元本割れ(160041円)
- 2014/03/12 このはコンテスト優勝(賞金20万円追加)関連サイト
- 順調に下落
- 2014/09/15 破綻(67915円)
過去記事
SocialFXを通じて色んな金融系サービスの中の人とお話しする機会がありました。その中で感じたことは「日本人のお金に対する価値観はもっと多様化した方がいい」ということです。多くの人は「節約した方が良い」「貯金は正義」といった考え方が正しいと信じて疑わない状態にあるかと思います。確かにそれも一つの考え方です。しかし、私はどちらもゴミだと思っています。お金は使った方が偉いに決まってるし、余ったお金は投資するべきです。あなたのお金に対する考え方は、あなたの意思によって導かれた結論ですか?
お金とは何なのか。今一度、皆さんに改めて考えていただければ、SocialFX総裁としてこれほどの幸福はありません。
===ポエムここまで===
運用者募集 & 今後について
私の自己資金で今後SocialFXを動かす予定はありません。SocialFXでお金を動かしたいという酔狂な方がいらっしゃいましたら、"info あっと pocketengineer.net" までご連絡ください。常時稼働できるMT4を用意していただくだけで、運用が可能です。
次のWebサービスについて
次に作ろうとしているサービスも、もちろんお金に関するものです。(SocialFXのような闇っぽいサイトではありません。)tanapro先生の次回作にご期待ください。
SocialFXが破綻の危機に直面している件について(通算2回目)
SocialFX総裁の@tanaproです。
2014年の成績
通算損失
破綻までのシナリオ
破綻を回避するために
投票してくれるユーザが頑張って予想する
よろしくお願いします!!!
賞金が出るイベントでまた優勝する
iPhoneアプリ
以上です。
2014年のNISAポートフォリオ
2014年はもう半分以上経過していますが、今更ながらNISA口座で株式を購入してみました。
ボルテージ <3639>
ボルテージの主力商品は女性向けの恋愛シュミレーションゲームで、所謂「女子ゲー」とか「乙女ゲー」とか呼ばれるやつです。数年前はガラケープラットフォームを軸にしていましたが、現在はスマートフォンのネイティブアプリが売り上げの半分以上を占めています。
ボルテージの提供するゲームが他のネイティブゲームと違うのは、アプリ内で販売するアイテムが非消費型アイテムであるという点です。例えば、パズドラといった多くのアプリ内で販売されているゲーム内通貨は一度使用すると消えてなくなります。これは消費型アイテムです。一方、非消費型アイテムとは「源氏物語の第二章 200円」といったように一度購入すれば繰り返し面白さを享受できるタイプのものを指します。
消費型と非消費型で大きく違う点は、一本のゲームで使うお金の上限があるかないかという部分です。ボルテージのゲームがいくら気に入ったからといって、一本のアプリ内で消費できる金額はせいぜい数千円なわけです。一方、パズドラにハマったユーザは何万、何十万、何百万円ものお金を一本のアプリにつぎ込むことができます。
このような背景があるため、株式市場ではボルテージの株価は他のゲーム関連銘柄と比べてかなり低いPERで推移してきました。
しかし、最近出たタイトルにより状況は変わりつつあります。
https://itunes.apple.com/jp/app/rumushea-su-yannokare-love/id854408638?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
例えば、このタイトル内で販売されているアイテムは消費型です。ガチャもあります。
https://itunes.apple.com/jp/app/xin-sheng-cun-lu0-!-xia-zhikarano/id799315677?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
また、こちらはおそらく同社初の男性もターゲットにしたタイトルです。テレビCMのプロモーションも積極的に展開しており、AppStoreの売り上げランキングでは一時50位以内に入るなど売り上げも堅調な様子です。
他にも、AppAnnieの調査レポートでも毎回登場しているように、海外向けにも力を入れています。
【App Annie調査】ボルテージがGoogle Playの売上ランキングで上昇 『吉祥寺 恋色デイズ』が好調 (14年1月・非ゲームアプリ) | gamebiz
また、数年スパンのファンダメンタル的にも同社は有望です。スマートフォンへの移行はこれからも進んでいくと思われますが、今後ガラケーからスマートフォンへ機種変更を行う世代は主に30代から上の世代が中心です。そして、同社がターゲットとしている層は主に20〜30代より上の働く女性です。
トランスコスモス <9715>
主にコールセンター事業などを行う会社ですが、数年前からスマートフォンアプリの制作も行っています。
transcosmos inc.のAppをApp Storeで
現在ストアで大量にリリースされているのはすべてカジュアルゲームなのですが、今月初めて大型のタイトルをリリースするようです。
カジュアルゲームを大量に作り開発ノウハウを貯め、それを活かした大型タイトルで収益化を図るというスタイルの先駆者にコロプラがあります。いきなりはうまくいかないと思われますが、今後ヒット作を生み出す可能性は十分にあると考えています。
収益を生み出す主力事業が別に存在し、スマートフォン向けのゲーム事業にも展開し始めている、今私が注目しているのはこのような企業です。ゲームは一発当たればとてつもなくでかい一発になりうるため、ゲームセクター銘柄のPERは他のセクターに比べてかなり高い水準で推移します。もし別セクターだと見なされていても、その一発を当てる可能性が少なからず存在するのであれば、その企業のPERは見直されるべきです。
同社の2014年3月期の当期利益は62億円、現在の時価総額は1020億円です。(2014年8月27日現在)
メガネスーパー <3318>
完全にネタ枠です。ポートフォリオに多少の笑いが入っている方が面白くないですか?
考察は特にないです。普通に破綻すると思います。
2014年7月7日時点でのdsakiのポートフォリオ
半年前のポートフォリオはこちら http://dsaki.hatenablog.jp/entry/2014/01/05/002901
買いポジション
※現物、信用含む
売りポジション
※買いと売りの割合 ≒ 10:1
3656 - KLab
半年前、約3割のウェイトを占めていたKLabは現在約7割を占めるにまで至っています。要因としては4月あたり株価が低迷していた頃に買い増ししていたことと、ここ数ヶ月の急騰です。
この急騰の原因は、KLabの提供している音楽ゲーム「スクフェス」の海外展開による業績への寄与だと言われています。今年の冬の時点でかなりの数の海外パブリッシャーとの提携は完了していたので、安い時期に仕込んでいた私にとっては今更感があります。株価の動きというのは面白いですね。
また日本、アメリカの次に市場規模が大きいとされる韓国のAppStoreではすでに売り上げランキング10位に入るなどとても好調のようです。
国内におけるユーザ数の増加も顕著です。スクフェス内のイベントをやれば分かるのですが、アニメ放送前の3月の時点で30万人程だったアクティブユーザが、現在では約70万人にまで増えています。
また、「天空のクラフトフリート」「テイルズオブアスタリア」といったタイトルも売上は好調で、第二四半期の会社予想である45億円はこの2タイトルによって3〜5億レンジで底上げされると考えています。
7867 - タカラトミー
有名な玩具会社ですが、私には将来スマホゲームの会社になる未来が見えています。
4月に発売されたTCGのWIXOSSは、アニメの効果もあってか品切れが起こるほど好調。またアプリ化も発表されています。紙のカードゲームを売っている会社が、オンラインのカードゲームを始めたら・・・、タカラトミーの株価収益率はIT企業並みの高いものへ見直されるはずです。
また、子会社が既にリリースしている「イージスコード」というタイトルの出来がいいのもプラス要因です。
2138 - クルーズ
ここだけは空売りしています。クルーズは2014年初頭頃からネイティブゲームに参入しているのですが、私の印象は全く良くありません。
私の保有している(してきた)会社の出しているさまざまゲームと、クルーズの出すゲームには大きな違いがあります。それは「オリジナリティが無い」という点です。以下、これまでにリリースされたクルーズのゲームに対する感想です。
まぁ、頑張ってください。
3632 - グリー
圧倒的な信用売残、目も当てられない株価収益率、もう全く注目されていないソシャゲ銘柄の代表グリー。
そんなグリーですが、ちょっと前から動き始めた新プロジェクト「Wright Flyer Studios」にはとても好感を持っています。
ソシャゲ銘柄の代表、GREEとDeNAは今までリリースしてきたすべてのネイティブゲームに、自社プラットフォーム(PF)へログインさせることをほぼ強制していました。(ログインしない場合、途中までしかプレイできない等の制約あり)
(画像はDeNAの進撃の巨人ゲーム開始時の様子。簡単会員ではじめた場合、端末間のデータ移行ができない。)
DeNAとグリーは自社の保有するPFを無意味なものにしたくないためか、ネイティブゲームでもユーザを囲い込もうという愚かな行為を未だに行っていました。もちろん、PFにログインさせるとユーザを回遊させたりとメリットが有ることは確かなのですが、そもそも最近のスマートフォンユーザはMobageやGREEのアカウントなど持っていません。
DeNAは進撃の巨人やパズ億といったアプリにテレビCMプロモーションを行うなど、大規模な広告費を投入しています。しかし、売り上げランキングを見れば分かる通り、両アプリとも目立った売り上げを達成してはいません。
こういった経緯がある中、GREEというプラットフォームを捨てるような勢いでリリースされたのがWrightFlyerStudiosの「消滅都市」です。プレイすれば分かるのですが、GREEへのログインが無いのはもちろんのこと、一切のGREE臭が排除されています。敢えて挙げるとすれば「特定商取引法表示欄に記載されている住所がグリーと同じ」くらいです。普通の人にはこれがグリーのゲームだとは絶対に分かりません。純粋にゲームの面白さで勝負しようとする姿勢にはとても好感が持てました。また、ソシャゲ時代に培った運営力も発揮できるため、このWrightFlyerStudiosからヒット作が出るのは時間の問題だと考えます。
因みに、PFを捨てる勢いでリリースされヒットした作品にmixiの「モンスターストライク」というゲームがあります。起動時のタイトル画面の端っこにこっそり「mixi」と書かれているだけです。
MoneyForwardの総資産を公開するWebサービスを作った話
銀行などのアカウントを一元管理できるサービスMoneyForward、これに登録されている自分の総資産を公開するWebサービスを作りました。名前は"OpenForward"です。
背景
私はとあるWeb系会社の2013年新卒なのですが、2013同期の間で自分の銀行口座の残高をAPIとして公開する行為が最近流行っていました。例えば、私の口座残高APIはこんな感じ。
http://appwatcher.pocketengineer.net/balance.json
とてもシンプルなJSONです。口座残高は、それぞれ思い思いに銀行サイトをスクレイピングしたり、MoneyForwardをスクレイピングしたりして取得していました。
色々な人達が公開しているこのAPIたちを一括で取得してIRC(チャット)に流すbotスクリプトが社内の一部で人気を博していたので、この人気にあやかりプラットフォーム化したのが今回作成したOpenForwardとなるわけです。
資産公開方法
OpenForwardで資産を公開するためには以下のツールが必要になります。(要PC)
- Twitterアカウント
- MoneyForwardアカウント
- GoogleChrome
- OpenForwardChrome拡張
仕組みとしては、OpenForwardのChrome拡張で動いているjavascriptがMoneyForwardトップページ内の総資産情報を取得し、OpenForwardサーバに送信するという流れです。このChrome拡張は総資産情報以外一切取得していません。(オープンソースソフトウェアとして公開しています)
OpenForwardの未来
この記事を読んでいる人の8割は「資産を公開するなんで馬鹿じゃないの?」と感じているかと思います。確かに、周りにそんなことやってる人は殆どいないので、"今は"そう感じるかもしれません。
私の仕事は新しい文化を作ることです。
技術的な話
OpenForwardはScala+PlayFrameworkで作られています。やっぱり型のある言語は書きやすいですね。Chrome拡張のjavascriptを書くのは苦行でした。pull requestお待ちしております。
created by @tanapro
とあるコンテストで優勝したので、SocialFXの運用資産が20万円増えることになりました。
皆さんお久しぶりです。SocialFX総裁の@tanaproです。
今回は、GMOグループの会社が主催する"このこん"というコンテストで優勝したのでその報告となります。
http://www.conoha.jp/conoha/1290.html
あまりにもConoHaVPSの知名度が無いせいか提出作品総数が8というなんとも残念なコンテストでした。それなのに賞金20万円。応募者にとってはとてもラッキーです。そして提出された作品に関しても、10年前のインターネッツを彷彿させるようなサイトだったり、ごく一般的なWebサービスだったりとSocialFXが勝つのは明らかだったのでこのエントリーは結果発表の1週間以上前に書いています。
賞金は全額SocialFXの運用口座へ
「やったー、20万円貰ったから○○買おーっと(^o^)」なんていうみっともないマネはしません。総裁なら、黙って全額SocialFX。
20万円まるごと増えるので、2014/3/12時点で運用額は約35万円となります。スタート時の種163501円と合わせると、タネ銭は363501円になります。※現在元本割れしています。
未来の金融商品について
自分のPCの前で一人黙々と取引を行うのは、いわばゲームでいうところの"オフラインゲー"と同じです(オンラインですが)。オフラインゲーもそれはそれで楽しいのですが、これでは人間の基本欲求である感情の共有欲求が満たされません。
FXを始めとする様々なデリバティブ(金融派生商品)もゲームと同じようなものなのに、これには喜びや悲しみを共有できる仕組みがゲームに比べて圧倒的に足りないと私は考えています。現在常識となっている取引スタイル、仕組みを打破すべく新しいデリバティブのプレイスタイルをこれからも提案し続けていきたいですね。
iPhoneアプリ、リリースしてます。
https://itunes.apple.com/jp/app/socialfx/id807095517?mt=8&at=10l8JW&ct=hatenablog
↑宣伝です。